Travel Banana

旅と映画とバナナの話

【映画レビュー】バトルシップ・ネタバレ有り

バトルシップ (字幕版)

バトルシップ (字幕版)

  

 彼女に勧められたのでバトルシップという映画を見ました。

ネタバレ有りです。

あらすじ

 ニートのアレックス・ホッパーは兄にめっちゃ怒られて兄と同じくアメリカ海軍に入隊。提督の娘である彼女と中佐の兄のコネのおかげか大尉になった。

 各国の海軍が集まる環太平洋合同演習の折、宇宙船5隻が飛来。1隻は空中分解して香港に落下して街を破壊する。他の4隻は演習真っ只中のハワイ沖に着水。戦艦3隻で近づいてみたところ、エネルギー障壁であたり一帯を封鎖され、さらに攻撃により戦艦2隻が沈没。アレックスの乗る戦艦も艦長、副館長共に死亡。アレックスに指揮権が巡ってくるのだった。

 

感想

御都合主義なのにそれを活かしきれていない

 これぞアメリカ映画! という感じの映画でした。人類滅亡の危機。彼女が偉い人の娘。なぜか指揮権が自分にある。ただの悪者でしかない宇宙人。老兵&なぜか動く超古い戦艦。などなど。多分いちいちツッコミをいれてはいけないんだろうなと思いながら見ました。

 

 しかし、御都合主義なのは別にどうでもいいんですが、それを活かしきれないのは問題です。途中で宇宙人は太陽光に弱いということを発見するんですが、それならそれでもっと太陽光攻撃をすればいいのに、やったことといえば敵艦の窓をライフルで打ち抜くだけ。

 

 重要キャラっぽい(結局重要キャラではなかった)研究者もまったく研究者っぽい戦い方をしません。いろいろ策を考えつくまではよかったんですが、最終的には1つも実行せず、苦労して宇宙人から奪取した装置で宇宙人を殴る始末。もっと科学的に攻めてほしかった。せめて宇宙人の弱点を見つけるのはこの研究者であってほしかった。

 

浅野忠信

 浅野忠信が自衛隊所属の艦長として割と重要な役で出演しています。英語を話したり急に日本語を話したりします。

 

 どうでもいいんですけど浅野忠信ってクォーターなんですね。めっちゃ日本人顔してるのに。その割には英語の発音が思いっきり日本人だしね。そこは関係ないか。

 

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主人公が無能

 もうとにかく主人公が無能でした。主人公のせいで戦艦が1隻沈むし、艦長の役割をあっさり浅野忠信に譲っちゃうし。やりたくないと言いつつも、なんだかんだ活躍するアムロとかシンジ君とかのほうがまだマシです。

 

 最後にちょっとだけリーダーシップ的なものを見せるけど、実際すごいのは船を動かしてるおじいちゃん達なんだよなぁ。

 

 もうちょっとやればできるみたいな雰囲気を前半で出しててほしかったなぁ。お前は才能は有るんだけど……みたいなセリフはあるんだけど、それだけじゃ弱かった。描写がほしかった。

 

アメリカナンバーワン

 障害者の活躍。日本人の活躍。有能っぽい黒人女性の部下。など色んな要素を取り込んでいますが、最終的には白人によるアメリカナンバーワンをやるための映画でした。

 

 これは批判ではなくて、こういう映画はそうあるべきで、白人のイケメン主人公がとにかくかっこよくあるべきなんです。で、戦いによって成長(笑)した主人公とちょっとセクシーな女の子がくっついて、ハッピーエンドになればもうあとはどうでもいいというかね。そういう感じ。

 

白人No1をやるのも楽じゃない

 ただ色んな層を取り込むのにかなり苦労しているんだなぁ、となんとなく思ってしまいました。だってストーリー的には黒人の両足欠損の傷痍軍人なんて出さなくても全然問題ないんですよね。障害者を出すことで話が面白くなってるって感じもしないしね。それを敢えて出してるんだから。それから自衛隊と合同演習じゃなくてもいいし、香港に宇宙船が墜落しなくてもいいんですよね。商業的な意味合いもあるのかもしれませんが、マイノリティーに気を使わないとこういう映画も作れなくなってきてるんだなぁと思いました。

 

まとめ

 浅野忠信が出てるから見たんですけど、浅野忠信以外に価値を見つけるのはなかなか難しい映画でした。 

 

 ではまた。