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海外で「日本人だから」と優遇されて喜ぶ前に考えてみてほしい

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 海外に行くと「日本人だから」という理由で他の国の人より優遇されることって結構ありますよね。わかりやすい例を挙げると空港の入国管理や税関などを通るときに、日本人は空いているレーンに並んでいいよ、とか言われたり、審査が緩かったりします。

 

 日本人で良かった。ラッキー。と思う瞬間の1つです。

 でも、これって手放しで喜ぶのはなんか違うんじゃないか? と最近思いました。

 

 だってそれは裏を返せば「日本人じゃない」だけで全然待遇が違うってことじゃないか。

 日本人だから

 「日本人は綺麗に部屋を使うから次の入居者も日本人にしたい。誰か紹介してくれないか」

 オーストラリアでとあるシェアハウスを退居するときに、そのシェアハウスのオーナーが僕に言いました。僕は日本人の友人を紹介してあげました。

 

 その時はなんとも思っていなかったんですが、最近になってどうもその言葉が引っ掛かります。

 オーストラリアでは「日本人だから部屋を綺麗に使う」という理由で僕は安い住処を手に入れて、「日本人だからマジメに働く」という理由で仕事にもありつけました。

 

 でも僕がマジメに働くのは僕がマジメだからであって、僕が日本人だからじゃないんです。

 

 オッパイが大きいから付き合ってる、とか、イケメンで高身長だから結婚した、なんて話を恋人や配偶者にされたら、普通の人は「今後どうやってこんなクズに関わらないように生きていくか」というライフプランをその場で考え始めると思うんです。多分。

 

 でも「日本人だから」にはみんな尻尾を振りながら食いついちゃう。それはなんかおかしいんじゃないか? って思うんです。

  日本人って偶然日本に生まれただけでしょ?

 

偉大な先人達

 この「日本人だから」の現象が起こるのは、世界の至るところで礼儀正しく真面目に活躍してきた先輩たちのおかげです。本当にすごいと思います。海外で生活すると、感謝のしようもないほどに救われることが多いのも事実です。

 

 できれば僕も先人に倣い、日本人ってすごいんだぜって次の世代が胸を張って言えるような活躍がしたい。

 

もしも日本人じゃなかったら

 でも、もしも僕が日本人じゃなかったら、「日本人じゃない」だけで住む場所も仕事も見つけられないんじゃないかって考えたら、ちょっと怖いです。

 国籍とか肌の色とか見た目とかがちょっと違うだけで評価がまったく変わってしまうということになります。偶然違う国に生まれただけなのに。

 

 そんなことないだろって思う人もいるかもしれませんが、実はこういうことはたくさん起こっています。

 

 観光ビザがわかりやすい例です。

 日本のパスポートがあれば、ほとんどすべての国の観光ビザを簡単にゲットできます。むしろビザ無しでいける国が沢山あります。もちろんそれは日本の外交や、先人の活躍によるものです。

 しかし、貧困国や治安の悪い国のパスポートを持っている人たちは観光ビザを手に入れるのですら一苦労だし、そもそも入国できない国があったりします。

 

日本人でラッキーなんて思えない

 ビザの話を外国人の友人から聞いていると僕は日本人で良かった、ラッキー、なんてまったく思えなくなりました。なんというか怒りというか憤りというかそういうものすら感じます。これは「差別だ!」、とかそういう感じじゃなくて、なんかフェアじゃないなぁというか。

 

 例えばスポーツって才能とか環境の差はあっても、誰にでも勝てるチャンスが与えられています。一応、ある一定のフェアな条件が用意されて、そこで戦うから面白いと思うんです。(八百長とか中東の笛とかつまらないでしょ?)

 だからもしも「日本人だから」でみんなが何も考えずに喜んでしまったら、なんか世の中がめちゃくちゃつまらなくなってしまうような気がするんですよね。

 

まとめ

 「日本人だから」と親切にされて、日本人で良かった、日本人すげー、となるのは僕はちょっと面白くないなと思います。親切にされているあなた自身は何もすごくないんだよと言ってあげたい(わかってると思うけど)。

 

 つまりなにが言いたいのかというと、たまたま日本に生まれただけで喜んでるなんてダセェと思うんです。

 国籍ではなくて個人として評価する人がもっと増えてくれたらいいのになぁと思います。

 

 ではまた。