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【映画レビュー】クリニカル ネタバレ・感想・あらすじ【Netflix】

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 Netflixオリジナル作品、クリニカル(原題:Clinical)を鑑賞しました。

 

 

 以下ネタバレ有りのあらすじと感想。

あらすじ

 精神科医であるジェーン・マシスは重度のPTSD患者であるノラが目の前で手首と首を切って自殺しようとするのを目撃してしまう。

 

 2年後。

 事件がきっかけでジェーン自身もPTSDを患い、幻覚や幻聴を起こしていた。そのためテリー医師のカウンセリングを受診していた。回復傾向にあったジェーンは個人開業し、軽度の患者のみを扱う精神科医として働いていた。

 

 ある日、ジェーンはアレックスと名乗る男からの電話を受ける。PTSDの治療をしてほしいというのである。最初は断るジェーンだが、結局は引き受ける。

 

 数日後、アレックスがカウンセリングを受けに来る。アレックスは交通事故で顔に大きなけがを負い、それが原因で精神障害になったという。ジェーンはアレックスに自己当時の様子を思い出すように指示する。しかし、アレックスはパニックを起こしてしまい、うまくいかない。

 

 ジェーンがPTSDの症状に苦しんでいたある晩、階下からの物音に気付く。恐る恐る物音のほうに向かうと混乱しているアレックスが部屋の中にいた。恋人の警察官マイルズはアレックスの治療をやめるように忠告する。

 

 アレックスの治療をやめて、軽度の患者のみを診ていたジェーンだが、ある日アレックスからの電話を受ける。睡眠薬を大量に飲んでしまったので助けてほしいという。ジェーンは急いでアレックスのもとに駆け付ける。症状の酷いアレックスにジェーンは鎮静剤を打ってなんとか落ち着かせる。

 体調が回復したアレックスはジェーンに治療を再開してほしいと言い、ジェーンは了承する。

 

 ある夜、ノラがジェーンの家に侵入し、逃げ去る。

 

 ジェーンはノラが入院していた精神病院を訪れ、ノラが退院していたことを知る。

 ジェーンは家に防犯カメラを取り付ける。

 

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 ある雨の夜、ジェーンは足跡を見つけ何者かが家に侵入していることを知る。包丁を武器に家を探索すると、血まみれになったベッドを見つける。

 マイルズを呼んで防犯カメラを確認するものの、認証コードを盗まれて、映像は消されていた。ジェーンはノラの退院後の行方を調べるようにマイルズに頼む。

 ジェーンはしばらくの間診療を取りやめることにする。

 

 診療をたりやめたにも関わらずアレックスが家に訪れる。アレックスはただ会話をしたかっただけだと言って帰る。

 その夜、ジェーンはノラに刺される悪夢で目が覚める。起き出して部屋の中を歩いているとノラが襲ってくる。ジェーンはキッチンに逃げ込み、テーブルで扉を塞ぐが侵入される。揉み合いになった2人だが、ジェーンが床に落ちていたコークスクリューでノラの頭を突き刺す。

 

 ジェーンは精神病院で目を覚ます。ジェーンは精神科医による尋問を受け、その後裁判になるということを聞かされる。

 状況がわかっていないジェーンに精神科医は防犯カメラの映像を見せる。そこにはジェーンとマイルズが揉み合っている姿が映っていた。ノラだと思っていたのはジェーンの幻覚であった。

 ジェーンはノラが既に死亡していること、ジェーンが薬の過剰摂取状態だったことを知らされる。

 

 ノラは父親を殺したと2年前に証言していたが、その父親が実は生きていることを精神科医との面談で知る。また、ノラは父親の顔を傷つけて殺したと入院中に証言していた。

 

 ジェーンは病院を脱走するが、車に乗り込んだところを後部座席からスタンガンで攻撃され気絶してしまう。

 気が付くと椅子に縛られた状態で自宅にいた。アレックスがジェーンの前に現れ彼がノラの父親だと明かす。復習のためにジェーンの前に現れ、ジェーンが寝ている間に薬を打って幻覚症状を引き起こしたという。

 

 ジェーンは椅子に縛られた手をほどき、アレックスの首を切りつけて逃げ出す。窓から脱出しようとしたところを追いつかれるが最後はアレックスの顔の皮膚を引きちぎって逃げ切る。

 

 ジェーンが家の中に戻ると、顔の潰れたアレックスがソファで座ったまま死んでいた。

感想

めちゃくちゃ怖かった

 めちゃくちゃ怖かったです。下手なホラーより断然怖い。まず冒頭から女の子がガラス片で手首切って、首切って、更にその状態で襲ってきます。いきなりトラウマシーンです。

 

 なんとなく見た目が日本のホラーっぽい感じもします。白い服に黒い長髪ってなんでこんなに怖いんでしょう。

 

 武器がガラス片なのも嫌です。絶対一撃じゃ死なないじゃないですか。どうせ死ぬなら包丁とかで一撃で楽に死なせてほしいのに、ガラス片って…… 最悪死なないで後遺症に苦しむパターンじゃないですか。とてもいやらしい武器です。

 

幻覚なのか実体なのか

 その後、その自殺少女が何度も主人公宅を襲うわけなんですが、これが精神疾患のある主人公の幻覚なのか、実際に襲撃しているのかわからないところがまた恐ろしいポイントになっています。(実際に襲ったのは1回だけ?)

 発狂して制御がきかないのも恐ろしいです。これが幽霊とかゾンビとかならまだフィクションだしなぁと思って見れるんですが、生きている人間が執念で襲ってくるのはリアリティがあるし、殺意が明確で手段も直接的なだけに怖いです。

 

京極夏彦っぽい

 設定とかストーリーとかがなんとなく怪談小説家、京極夏彦っぽい感じがしました。精神疾患のある主人公が幻覚と現実の間でさまよってる感じは「姑獲鳥の夏」そのもの。

 

音楽が怖い

 音楽が怖いんです。ジャパニーズホラー的な音楽の怖さではなくて、ホラーゲームっぽい怖さです。クロックタワーとかの。

 怪しい物音→敵専用音楽→登場(or 回避)! みたいな盛り上げ方をしていていました。ビックリ系じゃなくて、来るとわかってるのに怖いのがすごいです。

 

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父親なのがバレバレ

 アレックスが父親だっていうことがかなりわかりやすいです。わかりやすいというか、復讐以外でこんなにしつこく個人経営の精神科医に関わってくるなんてありえないです。精神疾患のフリして家に侵入したりするし、防犯カメラをかなり気にしてるし、苗字を絶対に名乗らないし。バレる要素が強すぎ。

 

逆にノラは死んだと思ってました

 ノラは最初のシーンの時点で死んだものと思っていたので、生きていて実際に家をおそってるかも、というのには驚きました。あんなに派手に血を流しながら生きてるなんて! すごい生命力! 首まで切ったのに……

 

なぜか殺されるクララ

 主人公の親友のクララ。完全脇役で出番も一緒にジョギングしたくらいでほぼ無いのに殺されてしまいました。可哀そう。

 とりあえず主人公以外全員殺しとこう、みたいな脚本。よくよく考えてみると笑えます。

 

まとめ

 非常に面白いサイコスリラーでした。ノラの登場シーンがもっとあっても良かったのかもなぁと思います。あの表情が怖すぎてトラウマです。

 

 ではまた。

 

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

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クロックタワーゴーストヘッド

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