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【映画レビュー】コイン強盗クラブ ネタバレ・感想・あらすじ【Netflix】

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 Netfkixオリジナル作品、コイン強盗クラブ(原題:Coin Heist)を鑑賞しました。

 

 

 以下ネタバレ有りの感想。

あらすじ

 高校の校長の息子であるジェイソン。ジェイソンのクラスは父である校長と美術教師のランキン引率のもと造幣局の見学に来ていた。
 ジェイソンはおたく気質のアリスにハッキングして学校の成績の操作をしてくれるように頼むが断られる。
 アリスは造幣局のインターネットのセキュリティが非常に弱いことに気が付く。

 一同は造幣局で不良品の硬貨は高く売れること、どのようにして不良品が出来上がるかなどを造幣局員から聞く。

 造幣局を見学中に突然警察官が現れ、ジェイソンの父は逮捕されてしまう。
 ジェイソンの父は学校の運営資金である寄付金1000万ドルを横領したらしい。

 生徒会長のダコタは校内の集会で予算の大幅な削減によりほとんどのクラブ活動を休止すること、ダンスパーティーの会場がカフェスペースに変更になったことを発表する。
 ダコタはダンスパーティーで本物のバンドを呼ぶ予算がないのでジェイソンのバンドにパーティーで演奏するように言う。

 アリスは造幣局のセキュリティが弱いことをジェイソンに伝える。
 
 ジェイソンとアリスは造幣局に侵入し、高額で売れるといわれる不良品コインを作る計画を立てる。ジェイソンたちは生徒会長のダコタと機械に詳しく、奨学金を打ち切られそうなベニーを仲間にして計画を進める。

  ジェイソンたちはまず取材を装い侵入しIDのコピーに成功。次いでコインの鋳型を入手し、型に違う模様を入れる。

 計画はうまくいくかと思いきや、4人は些細なことで仲たがいしてしまい中止することになる。
 
 ジェイソンは勾留されている父に会いに行く。父は横領したのではなく、理事長とともに投資する計画であったこと、理事長に裏切られたことをジェイソンに告げる。

 
 中止さえれていた計画だったが、計画実行のためアリスは造幣局にアクセスし造幣の開始日を決める。他のメンバーは実行するしかなくなってしまった。造幣開始日はダンスパーティーの日と重なってしまう。
 生徒会長のダコタと音楽担当のジェイソンはパーティーがあるので、造幣局に行くのはアリスとベニーに決まった。

 

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 計画当日、アリストベニーは空調のメンテナンスを装い造幣局に侵入する。順調に作業を進めていく2人だが、2000枚の予定が機械に20000枚と登録されてしまい時間がかかってしまう。

 そこに正規のメンテナンス業者が現れ、警備員たちが以上に気づく。

 ジェイソンとダコタがパーティーを抜け出し救援に駆け付ける。警備員の目をかわしつつコインを運び造幣局を脱出する。しかし、ジェイソンたちのあとをつけてきていたランキンに見つかる。

 バンド演奏の終了後ランキンはジェイソンに道具箱の中を見せるように言い、コインが見つかってしまう。

 警察を呼ぶというランキンだが、その前に理事長に話したほうが良いと言うジェイソン。ランキンはこれを承知し、ジェイソンたち4人と理事長で対話が行われる。

 ジェイソンは、理事長にコインを譲る代わりに通報しないことと寄付金の補填を提案する。理事長はこれに応じ、取引成立となる。理事長にわたしたのは2000枚だけだった。

 4人はコインを4枚だけ残し、残りはもとの金属の塊に戻して校庭にあるオブジェの一部にする。

 ジェイソンとアリス、ダコタとベニーはそれぞれ付き合うことになってハッピーエンド。

 

感想

全体を通して溢れ出るリア充感がすごい

 校長の父親、生徒会長の元カノ、ダンスパーティーでバンド演奏、映画を見て考えた強盗計画が見事に成功、物語の最後には新しい彼女。

 この主人公は何をやらせてもリア充です。まさに青春映画の主人公って感じですね。父親が逮捕されてしまうものの、人生うまくいってる感じがものすごく溢れ出ています。

 

 うらやましい!

 

4人が知恵と力をあわせ……?

学校の危機を救うため、全くタイプの違う4人が知恵と力を合わせ、大人が考えもつかない型破りで大胆な賭けにでる。

 

  というストーリーなんですが、この文を見て"オーシャンズ11"とか"ラスベガスをぶっつぶせ"みたいな頭脳戦が繰り広げられるのかと思ってちょっと期待したんですが、なんか違う感じでした。

 

 まず、ジェイソンとダコタは確実に同じタイプの人間だし、知恵を出したのはほぼアリスだけだし、優秀な整備士とか言ってたベニーは鋳型を作っただけだし。強盗映画にしては型破りというほどの作戦じゃないし、ミスしまくるし。

 

 期待したぶん、がっかりでした。強盗系青春映画と最初から言ってくれたらそのつもりで見れるのに。

 

 それから25セント硬貨が1枚5000ドルになるという見積もりはちょっとどうなんでしょうか。2000枚も作ったらそんな価値にはならなそうですけど…… まぁ高校生だしなぁ。

 

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毒にも薬にもならないストーリー

 この映画で得られる教訓めいたものがまったくないことに驚きました。

 学校を救うという大義名分で犯罪行為を行うまではいいんですが、最終的には悪役である理事長にコインを渡して罪を逃れるというヒーローの風上にも置けない終わり方です。理事長に「保身ばかりするんですね」と言いながら、自身も保身を図る主人公はちょっとダサいんじゃないか?

 

 そして一応悪役でありながらも、授業に出ろ、変なことするな、警察に通報する、と言うまともな教師がないがしろにされています。かわいそう。

 

 なにより酷いのが「理事長に裏切られた、横領なんかしていない」と息子に主張する校長が罪を認めてしまうこと。なんでなんだ! 認めたってことは結局横領してたってことじゃないんでしょうか。認めたことで父親の発言が、ただの犯罪者の言い訳になってしまってストーリーに説得力がなくなってしまいます。

 

 コインを作る、父の汚名を濯ぐ、理事長を倒す。こういうストーリーにしてほしかったです。

 

 わざとひねくれたストーリーにしてるならいいんですけど、そういう感じでもなさそうだしなぁ……

 教訓めいたものもないし、意外性のあるストーリーでもないし、メッセージ性もないし、ひたすら主人公にとって都合よく動いていく話でした。暇つぶしにはちょうどいいのか……?

 

まとめ

 つまらなくはないけど面白くもなく、何かが起こりそうで実は何も起こらない映画でした。もっと心理戦とか伏線とか色々仕掛けがあっても良いんじゃないかと思いました。

 

 推理小説で一番怪しい人が犯人だったときのような、残念な感じです。

 

 ではまた。