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【映画レビュー】スモール・クライム ネタバレ・感想・あらすじ【Netflix】

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 Netflixオリジナル作品、スモール・クライム(原題:Small Crimes)を鑑賞しました。

 

 

 以下ネタバレ有りの感想。

あらすじ

  6年間の服役を終えてジョーは住んでいた町に戻る。更生を誓ったジョーだが、妻と子供には会わせてもらえず、地元の新聞には「切り裂き魔の警官が出所」という記事を書かれ、町の人の目は冷たい。
 家に帰り父親と会うが、子供たちと連絡は取っていないという。

 ジョーはフィル検事をナイフで切りつけた罪で服役していた。警察官でありながら借金を抱え、裏稼業の手伝いで親友のビルを事故に見せかけて殺した過去がある。

 酒場に行くとジャーは、ビルの兄のスコッティと偶然会い出所祝いに1杯おごってもらう。
 その後も1人で飲んでいると女が近づいてくる。女はべたべたと絡んできて、酒場を出たあとも家まで送ってくれと頼んでくる。ジョーは仕方なしに女を送る。人気のない場所に女に案内されると、女は自分はフィルの娘だと言い、自らの頭を車に打ち付けると助けを求めて叫びだす。
 すると待ち伏せしていたかのように数人の男がジョーを車から引きずり出して襲うが、ジョーはこれを返り討ちにする。

 警察に行き、ジョーは担当となったフィル検事と再会する。フィルはジョーに責任は無いので襲った相手を訴えることができると言うが、ジョーは断る。フィルは別れ際にジョーがビルを殺したのではないかということを示唆する。

 その後ジョーは同じく汚職警官である元上司のダンと会う。ダンはジョーに裏稼業のボスであるマニーからの金を渡す。ダンはマニーはガンになってもう長くないことをジョーに告げる。そして、マニーを殺せという。
 病気になったマニーは信心深くなり、許しを乞うため懺悔をしている。フィルがビルのことを知っているのもこのためだとダンは語る。マニーの証言が公になればジョーはまた服役しなければいけなくなってしまう。

 翌朝、起き出すとジョーの母親が今後の生活についてうるさく言うのでジョーは家を飛び出す。
 ジョーはフィルの家に向かう。ジョーはフィルに事件について謝罪し、ビルの件について釈明する。しかしフィルは銃を取り出しジョーを追い返す。
 次いでジョーはマニーの家に向かう。寝たきりのマニーと話した後、マニーを殺そうとするが、そこに看護師のシャーロットが現れて失敗する。ジョーはシャーロットに好意を見せて取り入ろうとする。
 マニーの家を出るとそこにはまにーの息子ジュニアがいた。ジュニアはジョーを蹴り上げ、マニーに関わるなと言う。

 ジョーとシャーロットはカフェで再会する。ジョーはコンサルティングの仕事をしていると偽りシャーロットからマニーの医療に関することを聞き出す。

 その後ジョーは酒場へ行き、酒を飲みドラッグをキメて遅くに家に帰る。ジョーはまったく更生していないと母親に怒鳴られる。

 ジョーは再度シャーロットと会う。2人で夕食を摂ったあとシャーロットの家で飲みなおすことにする。ジョーはシャーロットの家にモルヒネなどの薬品があることを確認する。
 シャーロットはジョーが服役していたことを知っていたと告白する。知っていたのになぜ自分に優しく接するのかとジョーが問うと、2度目のチャンスが与えられるべきだとシャーロットは答える。

 ジョーはダンに呼び出される。当初はシャーロットを利用しようとしていたジョーだが、シャーロットに惚れてしまったため、マニーは殺せないことをダンに告げる。

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 ダンはマニーが殺せないならフィルを殺せと言う。

 ジョーはフィルの深夜に家に侵入し寝ているフィルを銃殺しようとするが、引き金が引けない。

 翌朝、ジョーはアルコール依存症調査のための尿検査があるという電話受けて目覚める。酒を飲んでいたジョーはスコッティを頼り、代わりの尿を受け取る。その際にビルの事故の件について問われる。

 ダンはマニーもフィルも始末できていないジョーを両親を殺すと言って脅す。

 どちらも殺せないジョーは売春婦のトニを買収してフィルが売春する場面を録画して、フィルを脅す計画を立てる。
 ジョーはモーテルにカメラを仕掛けフィルが来るのを待つ。やがてフィルが現れるが、そこに嫉妬深いトニの夫が現れてトニを銃殺する。その夫をフィルが銃で撃って、フィルは逃げ出す。計画は失敗しカメラも持ち去られてしまう。

 ジョーが家に帰ると父親が話があると言う。父親はジョーは自己愛性人格障害であると話す。父親は子供のころからジョーの変わった点には気づいていたが何もしなくて申し訳ないと言う。そして家からでていくようにジョーに言う。
 マニーからもらった金を持って家から出ようとするジョーだが、金が見つからない。母親が汚い金は持てないと言ってジョーに金を渡さない。ジョーは金を探して家中を探し回る。両親の部屋を捜索すると、子供たちからの手紙が大量に出てくる。両親はジョーの子供と連絡を取り合っていることを隠していたのだった。

 母親と口論していると、家が何者かによって銃撃にあい、母親が撃たれる。
 ジョーと父親は病院で母親の手術を待つ。父親はジョーにお前は疫病神だと言う。

 ジョーはタクシーでシャーロットの家に行き、今までのことをすべてシャーロットに話す。
 翌日、シャーロットはいつものようにマニーの家に仕事に行く。そこでマニーを窒息死させるが、そこをジュニアに見られてしまう。

 シャーロットの家で寝ていたジョーはジュニアに拉致される。ジョーを拷問するために"地下室"へ行こうとする。シャーロットもそこにいるらしい。しかし、そこをスコッティが銃で襲う。
 銃撃戦になりジュニアは死に、スコッティは重症を負う。ジョーはシャーロットがいるはずの"地下室"を覗いてみるが、すぐに立ち去る。
 スコッティを病院へ運ぼうとするジョーに、スコッティは「ジュニアに命令されてジョーがビルを殺したことをフィルから聞いた」と語る。また、ジョーの家を銃撃したことも認める。

 それを聞いたジョーは病院へは向かわず、山奥に車を進める。そして重症のスコッティを車ごと山奥に放置する。
 ちょうどそこにダンから電話がかかってきて、フィルが事故死したと聞かされる。フィルはカメラの映像を確認しながら車を運転して事故死したのだった。

 ジョーは家に帰り、ゴミ箱の中から金を見つける。そこに父親が帰ってきて母親が助かったことを告げる。
 父親は金の使い道を尋ねる。ジョーが子供に渡すと言うと、父親は子供には近づくなと言う。

 父親は無理矢理出ていこうとするジョーを包丁で突き刺す。

感想

なぜフィルはカメラに気づいたのか

 フィルはなんで隠しカメラに気づくことが出来たんでしょうか。あわや銃で撃たれるかという危機を脱した直後に部屋をあさったりするものでしょうか。なんだか納得いきません。

 

 仕事柄ってことでいいのかな。

 

シャーロットはどうなった?

 シャーロットは殺されたってことでいいんですかね。地下室を開けたとき虫の羽音がしてたし。死んでたとしても生きてたとしてもジョーがあっさり去っていくのがちょっと怖かったです。

 

 スコッティを放置していくところを見ても、やっぱり人格障害なんだなって感じがしますね。自己愛性人格障害ってよりはサイコパス?

 

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母親の怒鳴り方がきつい

  たびたび母親に怒鳴られているジョーですが、これには同情してしまいます。そんな怒鳴りかたしなくてもいいじゃん…… と思いました。出所した次の日に仕事のこと聞くか普通? 言いたくなるのもわかるけどそれはないだろ、と。

 

 ジョーのサイコパスっぽいところよりも、この母親の怒鳴り方が怖かったです。幼少期からこんな感じの母親に育てられたんだから、ジョーがちょっと変な感じになるのもわかる気がします。

 ヒステリーとはまた違う感じなんですよね。なんていうか、めちゃくちゃヤバイいやつです。この母親。ジョーなんかよりも断然狂ってる。

 

 父親も父親でなんか変な感じがします。普段何も言わないのに急に頑固になって、最終的にはジョーを刺しちゃうし。

 

 家族全員に狂気を感じます。

 

更生がテーマじゃなかったのか?

 というかそもそもこの映画のテーマって更生がテーマじゃなかったっけ?

 更生したいって言った直後に酒を飲んじゃうっていうのはまぁ映画だとよくある話ですが、どんどん訳が分からない方向に話が進んでいってしまいました。そのストーリーの終着点も「結局なんだったの」と言いたくなるような感じです。

 

 昔の仲間も家族も手を差し延べてはくれない中で、ショーロットの存在によってジョーが更生したとも言えますが、ジョーはそのシャーロットを地下室で見捨てていくわけで……

 救いの映画ですね。犯罪者の更生をバッサリと否定しちゃってます。

 

まとめ

 救いようのないダメ男がダメな方に流れていくのを見事に描いた映画でした。

 こういうのマンブルコアっていうジャンルになるんでしょうか。最近ネットフリックスに多い感じがします。やっぱり日本の純文学にやり方が近い感じがします。

 

 ではまた。