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【映画レビュー】キミとボクの距離 火星人が地球に来る話ネタバレ有り【Netflix限定】

Ost: the Space Between Us

Ost: the Space Between Us

 ネットフリックスの新作キミとボクの距離を見ました。原題はThe space between us。毎回思うことですが、邦題はいらないんじゃないか? 邦題に宇宙っぽさがまったくなくてちょっと悲しいです。

 

 以下、ネタバレ有り。

あらすじ

 火星移住計画が進む近未来。移住者として火星に飛びたった宇宙飛行士のサラは実は妊娠していた。宇宙空間で妊娠が発覚。しょうがないので火星に到着後、火星で出産。しかし、出産直後サラは死亡してしまう。スポンサーの支援打ち切りを恐れた火星開発を進めるジェネシス社のシェパード氏はこれを隠蔽。地球人の知らないところで火星人が誕生したのである。

 16年後、火星で軟禁状態で育ったガードナー少年は良い感じのティーンネイジャーになっていた。ガードナー少年はなんだかんだで地球に行けることになる。

 地球に降りたつもののここでも軟禁状態。お約束通り施設を脱出してチャット友達の女の子タルサに会いに行く。追手から逃げるうちに2人は恋に落ちるものの、地球の環境に適応できないガードナーの体には異変が表れはじめるのだった。

 

感想

 ネットフリックス限定映画って当たり外れが本当に大きいような気がするんですけど今回は当たりでした。単純に僕がこういう話が好きっていうのもありますけどね。その分邦題がクッソダサいのが残念でならないです。少女漫画でも今どきこんなダサいタイトルはないでしょ。なんだよこのクソ恋愛映画みたいなタイトル。

 

 無茶苦茶な設定は気にならなかった

 火星で出産したりとか、飛行機の爆破シーンとか、車を盗みまくったりとか色々無茶苦茶な部分はあるんですが、あんまり気になりませんでした。主題がSFとかそういう部分より恋愛とかアイデンティティの探索とかの人間的な部分にあったからだと思います。

 

印象的なセリフ

Secondly, people don't go around saying what they feel whenever they feel it. They have guards and shields and other metaphors. Why? - Because we are all messed up and scared... and try to be something we are not. And if we all went around just declaring our innermost desires to the exact people we felt them for... Then we will all end up happy, or something.

 このセリフがとても印象的でした。簡単に訳すと「人は殻を作って思ったことを言わない。それはみんな混乱していて恐れていて、自分じゃない誰かのフリをするから。だからもし心の奥にある感情を伝えたい人にきちんと伝えたら……幸せになっちゃうでしょ」

 これを言った後の、私何言ってんだろう、みたいな表情のタルサが良かった。

 

車盗みすぎ問題

 主人公カップルがめちゃくちゃ車を盗みまくる映画です。4、5台くらいは盗ったんじゃないかな。その数を持ち主にバレずにやるんだから才能ありますね。で、車内の現金やカードを勝手に使うという荒くれっぷり。

 この窃盗に関してまったくお咎め無しなんですが、それはジェネシス社が莫大な金で揉み消したんでしょうか。飛行機で建物の爆破もしてるし補償金はものすごいだろうなぁ。

 

飛行機のシーン

 飛行機に乗って逃げるシーンがあるんですが、このシーンすごい好きだなぁ。そのあとの飛行機爆破は笑っちゃったけど。

 追いかけられながら必死に走って飛行機に飛び乗って追手を振り切るっていうシーンなんですが、これはどれだけ大人が子供を縛ろうと思っても子供は追いつけないスピードで自分の決めた道を行くっていう、そういう感じを表現しているんじゃないかと思います。

 その後の飛行機が飛んでるシーンの景色がすごい綺麗なのもそういうことを象徴しているような気がして良し。

 

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 I'm your fatherを言わなかった

 実はシェパード氏がガードナーの父親なんですがめちゃくちゃI'm your fatherって言いそうなのに結局言わなかったんですよね。ガードナーがYou're my fatherって言っちゃって。

 多分この映画を見てる人は全員このセリフを期待してると思うんですけど言わなかったのは敢えてなのかなぁ。多分誰でも中盤くらいになったら彼が父親だって気づいて期待し始めるはず。

 どうでもいいんですがガードナーの名前って誰が名付けたんだろう。父親って隠してたからシェパードじゃないよね。いやでも会社のトップだからやっぱシェパードか?

 

オチがちょっと予想外だった

 ガードナーが火星に帰って、そのあとにタルサの妊娠発覚&出産でこれぞまさにThe Space Between Us(私たちの間にある宇宙)って感じのラストを予想してたんですけどね。若しくはガードナー死亡でそのあとに出産とか。

 サラの宇宙空間での妊娠発覚はフラグではなかった。

 

 それがまさかわりと普通に火星に帰って、タルサが宇宙飛行士の訓練を始めるとは。予想外。予想外だけどあんまり面白いオチではないような気もします。ハッピーエンドではあるけども。

 

まとめ

 景色がものすごくきれいでその映像美が非常に良かったです。ストーリーも無理があるけど目を瞑れるレベルじゃないかなぁと思います。

 おもしろかった。

 

 ではまた。

people don't go around saying
what they feel whenever they feel it.
They have guards and shields
and other metaphors.
Why? - Because we are all
messed up and scared...
and try to be something we are not.
And if we all went around
just declaring our innermost desires
to the exact people we felt them for...
Then we will all end up
happy, or something.

Read more: http://www.springfieldspringfield.co.uk/movie_script.php?movie=the-space-between-us